約7割が「DX化」と「IT化」の違いを知らない
2024年2月19日、シヤチハタ株式会社は「中小企業のDX化推進に対する意識調査」の結果を公開した。調査期間は2023年12月5日~同年12月6日。全国の中小企業の経営者ならびに決裁者を対象に実施され、500名から回答を得た。
「DX化」と「IT化」の違いを知っているかを尋ねると、49%が「曖昧な意味しか知らず、正確には知らなかった」、19%が「知らなかった」と答えている。
約76%が全社的にDX化に取り組んでいない
勤務先はDX化に取り組んでいるかを質問すると、44%が「部分的にしか取り組んでいない」、32%が「取り組んでいない」と答えた。「全社的に取り組んでいる」と答えたのは24%に留まっている。
「取り組んでいない」「部分的にしか取り組んでいない」と答えた人に、DX化が進まない理由を聞くと、41.7%が「コストがかかる」、39.4%が「デジタルのわかる社員や若手がいない」、27%が「従業員の高齢化」と答え、コストや人材の問題がDX化を阻むハードルとなっていることが明らかとなった。
一方で、「全社的に取り組んでいる」と回答した人以外では、約55%が今後、DX化に取り組む意向があるとしている。
DX化に取り組む意向がない人は、理由について40.6 %が「とくにない」として最多、次いで30%の「コストがかかる」、21.2%の「メリットがわかっていない」という結果だった。
DX化は「ハードルが高い」イメージ
DX化のイメージを聞くと、最多は75.4%の「ハードルが高い」、次いで71.8%の「アナログな企業には難しい」、64.2%が「自社には苦手な分野だと思う」となった。
同調査によって、中小企業の経営者および決裁者には、“DX化に対する苦手意識”があることが分かった。
2024年には改正電子帳簿保存法の義務化がスタートし、社内業務の効率化が必要となる。同社は、“できるとこからDX(トランスフォーメーション)”という考え方を持つことが今後の中小企業のDX化推進における重要な要素(プレスリリースより)とコメントしている。
出典:シヤチハタ株式会社調べ
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
シヤチハタ株式会社のプレスリリース
https://www.shachihata.co.jp/pressrelease/detail/?id=10723