「大企業のシステム活用の実態調査」を実施
テックタッチ株式会社は3月19日、従業員数1,000名以上の企業に勤務する会社員422名を対象に実施した「大企業のシステム活用の実態調査」の結果を発表した。
調査結果から、約8割の会社員が勤務先の業務システムに、不満やストレスを感じていることが明らかになった。
不満なシステムは「経費精算」「人事労務管理」など
「勤務先の業務システムに対し、不満やストレスを感じたことがありますか」との質問に対して、47.0%が「何度もある」、29.4%が「数回程度ある」と回答している。一方、「一度だけある」は2.8%、「一度もない」は14.9%にとどまっている。
不満やストレスを感じた理由については、「機能が複雑で使いこなせていない」が48.4%。次いで「システム化による効果を実感できない」の40.4%、「他のシステムとの連携が難しい」の35.4%と続いた。
不満やストレスを感じたことのあるシステムの種類は、「経費精算」が37.9%と最多。次いで「人事労務管理」が33.2%、「Web会議」が21.7%だった。
6割強が業務システムが生産性を「阻害している」と実感
「勤務先の業務システムに対し、従業員の体験や生産性を阻害していると感じたことがありますか」との質問に対しては、28.6%が「何度もある」、28.7%が「数回程度ある」と回答している。
従業員の体験や生産性を阻害していると感じたことのあるシステムの種類では、「経費精算」が38.4%、「人事労務管理」が33.1%、「CRM・SFA(顧客管理・営業支援)」「RPA(業務自動化)」「Web会議」が21.5%だった。
今回の調査結果から、会社員の多くが、勤務先で利用している業務システムに対し、不満やストレスを抱えている実態が浮き彫りになった。
DXの加速に伴い、多くの企業で業務システムが導入されているが、「使いこなせない」「効果が実感できない」などと感じる会社員も多いようだ。
従業員のストレス軽減のためにも、マニュアルを見ずとも誰にでもわかりやすく、直感的な操作が可能なシステムを取り入れるのも一つの手段かもしれない。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
テックタッチ株式会社のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000190.000048939.html