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IPAが情報処理技術者試験等の出題範囲とシラバス改訂を発表

DX推進人材に必要な素養や専門的なスキルの評価に対応

IPA独立行政法人情報処理推進機構)は2023年12月25日、情報処理技術者試験および情報処理安全確保支援士試験の出題範囲とシラバスの改訂を発表した。DX推進を担う人材に必要な素養や専門的なスキルの評価に対応するための改訂だと説明している。

DXを推進し、価値創造を継続していくことが企業にとって重要となっているが、DX推進に必要な素養や専門的スキルを持つ人材は不足しているのが現状だ。

全13試験区分についてシラバス改訂

IPAは国家試験である「情報処理技術者試験」「情報処理安全確保支援士試験」を実施しており、出題内容は実情に合わせて適宜改訂を行っている。8月にはITパスポート試験シラバス改訂を行い、生成AIの記載を追加した。

今回の改訂はITパスポート試験以外の12試験区分で、あわせて全13試験区分についてのシラバス改訂となった。

主な変更内容は
1.DX推進に必要となる知識(ビジネス変革、デザイン、データ利活用、AI(生成AIを含む)利活用など)を評価するための対応
2.「数理・データサイエンス・AI(応用基礎レベル)モデルカリキュラム(注釈)」のキーワード等の取込み
3.システムアーキテクト試験およびエンベデッドシステムスペシャリスト試験の午前Ⅱ試験の出題範囲に、ユーザーインタフェース技術、UX/UIデザインに関する分野を追加
(プレスリリースより)
などとなっている。

2024年10月実施の試験から適用

シラバスでは全試験区分、試験要綱の科目A・午前の出題範囲ではITパスポート試験 以外の全試験区分、科目B・午後の出題範囲では情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験、情報処理安全確保支援士試験が変更対象となっている。

今回の改訂を反映した出題は2024年10月実施の試験から適用される予定だ。なお、ペーパー方式の試験は令和6年度秋期試験から適用される。

(画像は独立行政法人情報処理推進機構ホームページより)

▼外部リンク

独立行政法人情報処理推進機構のプレスリリース
https://www.ipa.go.jp/pressrelease/2023/press20231225.html

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