DX推進にあたって、システム内製化の課題に悩んでいませんか。DX化の人材不足や、社内の知識不足でなかなかシステム内製化やDX推進が進まない企業は多いでしょう。
今回の記事では、DX推進での課題と解決策を解説しています。これからシステム内製化へ取り組むことを考えている方は参考にしてみてください。
DX推進における内製化の4つの課題 DX推進にあたって、内製化には4つの課題があります。
・社内の知識・認識がそろっていない
・DX化にかける資金が足りない
・レガシーシステムの切り替えができない
・DX化に必要な人材がいない
社内の知識・認識がそろっていない
DX化の課題の一つは、経営層や現場の双方でDXに関する知識や認識不足があることです。
主体的な学習意欲や理解力の欠如は、DXを外部に任せる姿勢に偏ります。DX化をどう進めるべきか具体的に考えないことで、名ばかりのDX化につながるリスクがあります。
さらに経営層にDX化の知識がない場合は、DX化に伴うコスト増加ばかりに目が行き、効果的なDXの実現が難しくなるかもしれません。
DX化にかける資金が足りない
既存システムから新しいシステムへの移行には膨大なコストが掛かるため、中小企業ではDX化が停滞しているのが現状です。
資金不足は、実現可能なDX化プロジェクトの立ち上げを妨げ、競争力や業績の向上に影響を及ぼしかねません。しかも組織内でDXに関する知識が不足している経営層にとって、システム内製化やDX化の過程で必要な取り組みの多くは無駄なコストと感じてしまいがちです。
資金確保のためには、経営層のDXへの投資意欲向上や、知識不足の解消によるDXの効果的な説明が不可欠といえるでしょう。
レガシーシステムの切り替えができない
レガシーシステムとは、過去の技術や考え方で作られたシステムのことです。レガシーシステムは古い通信規格や内部処理の遅延などさまざまな要因によって、最新技術との適合性が低くなっています。
さらに、外注やマニュアル整備が整っていないことが原因で属人化したシステムが生まれ、技術者の退職や転職によってブラックボックス化してきているのが現状です。
DX化にとってレガシーシステムは、内製化を妨げ新しい技術やシステムの導入を難しくする要因となっています。レガシーシステムの更新にはコストを要するため、組織全体の協力と新たな技術導入への柔軟性が求められるでしょう。
