生成AIは幅広い年代に普及
2024年3月4日、株式会社プロフェッショナルバンクは「生成AIのビジネス活用状況」の調査結果を公開した。
同調査は2024年1月23日~1月31日に平均年収1,197万円のハイクラス人材を対象として実施された。有効回答数は769名で、平均年齢は2024年1月時点で47.3歳となっている。
現在、生成AIを業務で活用しているかと質問すると、45%が「活用している」と答えた。年齢別では20代~30代は半数を超え52.0%、最も利用率が低かったのは50代の40.4%という結果だった。幅広い年代に大きな偏りなく浸透していることが読み取れる。
83%が「ChatGPT」を活用
活用している生成AIサービスを尋ねると、最も支持を集めたのは83%の「ChatGPT」で圧倒的多数となった。次いで、有料サービスである「GPT-4」が31%だった。
用途としては、66%の「文章の構成・編集」が最多。59%の「疑問点の解決」、48%の「新しいアイデア・戦略の創出」と続いた。また、14%の「プログラミングのコード作成・編集」、11%の「画像・音声・動画の作成」といった上級の内容でも活用されている。
生成AIの満足度を尋ねたところ、8%が「とても満足している」、60%が「満足している」と答えた。
約3割は業務上の相談相手に生成AIを選択
生成AIと人間のどちらに優位性があると思っているかを調査したところ、生成AIの方がより高い生産性を発揮できると回答したのは71%、生成AIの方が提案能力が優れていると回答したのは29%、生成AIの方が業務上の相談相手に適していると回答したのは27%だった。
おすすめの使い方では「イメージ画像の作成」、今後期待していることでは「回答内容の出所が表示される」などといった意見が寄せられた。
現在、業務で生成AIを活用していないと回答した人は、80%が、今後、生成AIを活用する可能性があると答えている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社プロフェッショナルバンクのプレスリリース
https://www.pro-bank.co.jp/news/20240304_4817/