建設業界の約7割はDXに取り組んでいる
リーテックス株式会社は2023年11月16日、「2023年度版|建設業界のDXに関する意識調査」の結果を公開した。現場作業のある建設業界は、DXの取り組みに対して注目が集まっている。
同調査は2023年9月29日~同年10月5日にゼネラルリサーチによって実施された。回答したのは建設(ゼネコン/サブコン)従事者1,016人。
デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)に関して、どの程度の取り組みを行っているかを尋ねたところ、67.5%が「取り組んでいる」と回答した。
DX推進が始まった背景として大きな影響を与えた要因を尋ねると、最も回答が多かったのは35.6%の「効率向上の追求」、30.2%の「顧客ニーズの変化」と続いた。
実際の取り組みについて聞くと、49.0%の「ペーパーレス化」が1位という結果だった。資料や図面を多用する建設業界でのペーパーレス化は効果が大きいことが読み取れる。2位は47.2%の「業務のオンライン化」だ。
9割以上が「DXは進んでいない」と回答
DXが進んでいると思うかを聞くと、57.2%が「進んでいないと思う」、37.3%が「あまり進んでいないと思う」と回答していて、DXに取り組んでいるものの結果が出ていない現状が見えてきた。
DXが進まない原因として挙げられたのは、「スキル不足」が最も多く、44.9%を占めた。
業務効率向上・負担軽減・コスト削減が狙い
今後もDXを推進していくと57.5%が答えており、積極的に導入・推進したい取り組みとして挙げられたのは、32.2%の「業務のオンライン化」である。建設業界特有の契約構造によって、業者間で見積もりや契約が発生することから、オンライン化を推進すると作業効率が上がると期待されている。
「企業のDX」を意識的に推進させるべきかを質問すると、「とてもそう思う(29.6%)」「ある程度そう思う(50.1%)」と、約8割が推進させるべきだと考えていることが判明した。
引用元:「ゼネラルリサーチ調査」「リーテックス株式会社」
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
リーテックス株式会社のプレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000057244.html