顧客は店内の衛生状態を重視
2024年3月29日、清掃DXを推進するリ・プロダクツ株式会社は、「飲食店の清潔度に関する実態調査」の結果を公開した。同調査は2024年2月14日~17日に、20~49歳の男女569名を対象として実施された。
顧客は食事スペースといった店内の衛生状態を最も重視しており、見えづらい場所の清潔さは関心が薄い傾向があると分かった。
店内の清潔さは満足度・評価に大きく影響
飲食店を選ぶ際、清潔さはどの程度重要かを聞くと、30.8%が「とても重要」、44.8%が「重要」と答え、75.6%が店内の清潔さを重視して飲食店を選んでいることが分かった。
具体的に、掃除が行き届いていると感じたことがある場所は、58.2%の「食事する机/椅子の上」が最多、次いで49.3%の「トイレ」という結果だった。
一方で、掃除が行き届いていないと感じたことがある場所として最も多かったのは、26.2%の「食事する机/椅子の下」、清潔さで期待する最も重要なことでは、39.3%の「食事する机/椅子」が1位となった。
飲食店の清潔さが全体的な満足度・評価にどのくらい影響するかを尋ねたところ、「かなり影響する」が29.7%、「影響する」が51%となった。飲食店が清潔なほどまた来店しようかと思うかと聞くと、「とてもそう思う」「そう思う」が合わせて80.5%だった。
お掃除ロボット活用で運営効率化と高付加価値化を
新規顧客の獲得に大きな影響を与える口コミや評判について、飲食店の清潔さが友人や家族にお店を紹介することにどの程度影響するかと質問すると、「とても影響する」が30.6%、「影響する」が46.1%に上った。
同社は、顧客の衛生意識の高まりと、SNSの普及による「口コミ」の影響力の高さを指摘し、店内の清潔さへの取り組みは重要課題だとした上で、お掃除ロボットの活用を提案している。
人的リソースを手作業が必要な清掃と、接客対応に注力させることで、接客サービスの質が向上し、飲食店運営の効率化と高付加価値化の両立を目指すことが可能(プレスリリースより)とコメントしている。
出典「リ・プロダクツ」
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
リ・プロダクツ株式会社のプレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000031856.html