地域の除雪課題に関する自動除雪実証実験
東日本電信電話株式会社（以下、NTT東日本）は2024年2月13日、「地域の除雪課題に関する自動除雪実証実験について～過疎・高齢化社会における雪害課題の解決に関するDXの取り組み～」を公開した。
山形県西置賜郡小国町とNTT東日本山形支店は2023年6月、「DX推進に関する連携協定」を締結した。小国町の地域課題解決へ向けて協同で検討し、内閣府の地方創生人材支援制度を活用してNTT東日本社員の派遣も実施している。
上記の一環として、AIやIoTなどのデジタル技術を用いた「自動除雪」に関する実証実験を実施し、「地域の除雪課題」に関する解決策や除雪ドローンの利用シーンの検証を行う。
利用想定シーンは「役場の駐車場や道路」「道の駅駐車場や道路」「商業施設の駐車場や道路」となっている。
自動除雪実証実験は2024年2月15日9:30～16:00と、2024年2月16日9:30～12:00を予定している。実施場所は「小国町本庁舎北側職員駐車場」だが、当日の降雪状況によっては、「道の駅白い森おぐに」もしくは「NTT東日本小国ビル」等に変更する。
積雪深の自動監視と除雪ドローンによる無人除雪運転
実証実験では、アクセルマーク株式会社のYUKIMIによる積雪深自動監視システムを用い、人の目視監視無しに積雪深の自動監視を行う。積雪が閾値になると除雪通知を除雪機へ発報する。
発報された除雪通知を、エバーブルーテクノロジーズ株式会社の除雪ドローン（プロトタイプ）が、クラウド連携で受信し無人での除雪運転をGPS制御で行う。
2024年2月16日に更新された小国町の降雪・積雪量は、降雪量が1cm（昨年：9cm）、積雪量が16cm（昨年：162cm）。山形地方気象台小国観測所（大字増岡地内）調べ、午前8時の数値となっている。
（画像はプレスリリースより）
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