ビジネスプランで高度なセキュリティ機能が利用可能に
株式会社ナレッジセンスは12月12日、同社が提供する「ChatPro」のセキュリティ対策を、追加料金なしで利用可能にすると発表した。
ChatProは、安全な環境でChatGPTを使用するための、法人・自治体向けのクラウド型ソフトウェア。ChatGPTのAI学習機能を通じて、チャット内容が外部に流出しないようセキュリティ機能が強化されている。
## 高機能セキュリティでChatGPTの利用がより安全に
ChatGPTは業務効率化やサービス品質の向上のための有力な手段として注目され、導入する企業や自治体が増えている。
同社が提供する「ChatPro」においても、セキュリティ面の強みなどが評価され、総合大学や大手企業などでも採用されている。
ChatProの特徴として、「チャットの内容が社外のAI学習に利用されない」という高度なセキュリティ環境で生成AIを活用できる点が挙げられるが、よりレベルの高いセキュリティ機能を求める声もあった。
こうした要求に応えるため、ChatProの料金プランには、通常のビジネスプランの他、より高度なセキュリティ機能などを提供する「エンタープライズプラン」も用意されている。
そして今回、エンタープライズプランの一部のみで提供されていた4つのセキュリティ機能が、ビジネスプランにも標準搭載されることが決定した。
利用可能になったのは、以下の4つの機能である。
第1は、「シングルサインオン」機能。シングルサインオン(一度の認証で複数のサービスにアクセスできる仕組み)の設定が可能になる。
第2は、「IP制限」機能。特定のIPアドレス以外からのアクセスをブロックすることで、脆弱な通信環境からの利用を防止できる。
第3は、「禁止ワード登録」機能。機密情報に触れる禁止ワードを設定することで、情報漏洩を防ぐ。
第4は、「チャット履歴の出力」機能。チャット履歴の監視・確認が可能となる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
法人向けChatGPT「ChatPro」の公式ウェブサイト
https://chatpro.jp/